ルプガナの町
- 兵士 (教会)
- 「私はこの町に雇われて、東の地アレフガルドからやって来た兵士だ。
あの国も今ではすっかり変わってしまって……
風のウワサでは最近、王様までが行方知れずになってしまったそうだ」
これは容量の都合だと思いますが、大陸がドラクエ1のときと比べてずいぶん縮んでいますね。ラダトーム以外の町と竜王の城以外のダンジョンもすべて削除されています。王様が引きこもってしまったのは、領土の縮小が原因かもしれません。
- 男性 (宿屋近く)
- 「東の海を渡るとアレフガルドの国です。
はるか昔、ロトの勇者とローラ姫はその国からやって来たそうですよ」
船入手と同時に絶対に必要なのが、次の目的地を教えてくれる人ですね。人がやる気をなくすパターンは大きく分けて2つ。選択肢が1つもない場合と、選択肢があまりにも多い場合です。
- 上半身裸の男
- 「男には用はねえなあ。
よお、後ろのねえちゃん!
オレと一杯やらねえか?
ひっく」
男は酒と女で失敗するものです。男性プレイヤーは、この男を反面教師として役立てて下さい。王子2人が死んでいて、王女1人で話しかけた場合も「後ろのねえちゃん」呼ばわりです。王女が死んでいる場合は、最初の1行で終わります。
- バニーガール
- 「ねえ、あたしって可愛い?
だったらぱふぱふしない?」
今作ではなんと無料でパフパフしてくれます。ただし、FC版ではムーンブルクの王女が死んでいないとパフパフしてもらえず、しかもパフパフしてもらうと何も言わずに100G取られているという鬼畜設計です。
- → はい
- バニーガール
- 「本当?嬉しいわ。
(画面が暗くなる)
ぱふ ぱふ ぱふ」- 先頭の主人公
- 「ぱふ ぱふ ぱふ」
- バニーガール
- 「どうもありがとう。
気が向いたらまた来てね」
先頭の主人公は、通常はローレシアの王子ですが、彼が死んでいる場合はサマルトリアの王子がパフパフされ、それも死んでいる場合は、なんとムーンブルクの王女がパフパフされます。
- → いいえ
- バニーガール
- 「あら?可愛い女の子ね。
大事にしてあげてね」
パフパフを断ってなぜこのセリフが……?しかし、ある条件の下で誘いを断ると、愕然とする事実を突きつけられます。
- → いいえ (ムーンブルクの王女が死んでいる場合)
- バニーガール
- 「ふん!なによ!
オカマのどこが悪いのよ。
いじわる……」
ファイナルファイトのポイズンでも同じ思いをした人が多いのではないでしょうか。先ほどの「可愛い女の子ね?」のセリフは、「じゃあ、王女が死んでいる場合はどうなる?」という好奇心をプレイヤーに起こさせ、この喪失感を味わわせるために用意されたものと思われます。
- 老人
- 「ほほう、舟に乗りたいと申されるか?
しかし、よそ者には舟を貸さぬのがこの町のならわし。
すまんが、あきらめてくだされ」
「船」ではなく「舟」の漢字が使われているということは、手こぎなのでしょうかね。もしそうなら、都会から来た人には恥ずかしくて貸せない気持ちは分かります。
- 女性 (道具屋)
- 「ここは港町だからねえ。
あちこちから変わり者が集まって来るのさ。
あんたは旅の人だね?
だったらうちの店の道具は欠かせないよっ」
この町で一番の変わり者は誰か。
- 上半身裸の酔っぱらい男
- パフパフオカマ
- 女性を襲っている魔物
- 近くに魔物がいるのに平然としているこの人
- 魔物に襲われている女性
- 「たっ、助けてっ!
魔物たちが私をっ!」
「私を」の後が気になります。「私」をどうするつもりなのでしょうか。宿屋に泊まると分かりますが、魔物を倒すまでこの女性はずっと襲われっぱなしです。食べる気配はなさそうです。
- グレムリン
- 「ケケケ!その女を渡しなっ!」
ここで「はい・いいえ」の選択肢が現れますが、どちらを答えても次のセリフは同じです。
- グレムリン
- 「ケケケ、バカなやつ……
お前たちもここで食ってやろう」
ただ、「バカ」の意味は、「はい」と答えた場合と「いいえ」と答えた場合で異なるでしょうね。
- 女性
- 「危ないところをどうもありがとうございました。
私について来て、どうかうちのおじいさまにも会って下さいな。
さあ、こちらへ」
パフパフさえしてくれれば十分なのですが。
- 女性
- 「おじいさま、ちょっと……」
- 老人
- 「可愛い孫娘を助けて下さったそうで、なんとお礼を言ってよいやら。
おおそうじゃ!
あなたたちに舟をお貸ししようぞ。
このじいにできるのはそれくらいじゃ。
どうか自由に乗って下され」
おじいさん、あなたは賢者と同じグラフィックなのですから、もっとできることがあるはずでしょう。たとえば、その孫娘を譲ってくれるとか。
- 女性
- 「本当にどうもありがとうございました。
これからは危ない場所には近づかないよう気をつけますわ」
我々は危ない場所に近づかないと、世界を平和にすることができないのです。
- 商人 (船着き場の小部屋)
- 「嵐の夜、財宝を積んだ私の舟が沈みました。
私はたまたま近くを通った舟に助けられましたが、
財宝は海の底に……
もし財宝を引き上げてきてくれたなら、きっとお礼をいたしましょう」
大がかりな作業になりそうです。サルベージ代を請求したいところですが、財宝を届けたときに白状する言葉を聞くかぎり、それも難しそうです。
- 商人 (船着き場の小部屋)
- 「おお!これは沈んだ舟の財宝!
これで私は破産せずにすみますよ!
ありがとうございました!
お礼にわが家の宝、山彦の笛を差し上げましょう」
財宝がないと破産するほど貧困だったとは。命拾いしたも同然ですね。山彦の笛は売れませんので、その財宝を売って良い暮らしをしてください。