ソウル・オブ・リバース(SoR)概要
「ソウル・オブ・リバース」とは、GBA版以降で追加されたFF2の外伝的シナリオです。本編をクリアした後にタイトル画面を開くと、「Soul of Re-birth」というメニューが追加され、ここから "CLEAR" マークの付いたセーブデータを選ぶと、ソウル・オブ・リバースを始めることができます。
物語中にはミンウをはじめ、スコット、ヨーゼフ、リチャードといった、本編で死亡したキャラクターが主人公キャラとして登場します。また、ダンジョンや町の中もどこかで見たよう光景ばかり。この世界の謎を解くことが冒険の目的です。
本編との違い・関連性
以下、本編とソウル・オブ・リバースとの違い、システム上の関連性について詳述します。
本編と大きく異なるところ
主人公キャラが違う
本編で主人公だったフリオニールたちはこの世界には登場しません。ソウル・オブ・リバースで操作するキャラクターは、本編で惜しくも絶命したミンウ、スコット、ヨーゼフ、リチャードの4人です。
ワールドマップがない
ソウル・オブ・リバースではダンジョンと町が直接つながっていて、ワールドマップがありません。そのため、「テレポ」や「デジョン」といった脱出魔法は移動中には使用できません。
モンスターが違う
本編に出現したモンスターはソウル・オブ・リバースには出現せず、まったく新しいモンスターが出現します(例外として、サージェントとブラックドラゴンだけは本編にもソウル・オブ・リバースにも出現する)。
逃げられない
すべての戦闘において逃げることができません。
本編から引き継がれる要素
ミンウたちのステータス
ミンウ、ヨーゼフ、リチャードの能力値・装備品・習得魔法は、本編で離脱した時のものがそのまま引き継がれます。スコットについては、能力値の一部(命中率・魔法防御)のみ、ゴードンの離脱時の数値が引き継がれます。
ギャラリー&モンスター図鑑
タイトル画面の "Extra" で鑑賞できる「ギャラリー」「モンスター図鑑」は、本編クリア時の状態がそのまま引き継がれます。
町・ダンジョンについて
ソウル・オブ・リバースには下記の4つのエリアが存在します。
- 謎の洞窟
- ミンウが目を覚ます洞窟。物語はここから始まります。ジェイドとよく似た構造をしていて、最深部まで進むとマハノンの町へ入れます。ゴードン、ヨーゼフ、リチャードはいずれもこの洞窟で仲間になります。
- マハノンの町
- ソウル・オブ・リバースの世界の中心地となる町。ここから他の3箇所すべてに行くことができます。ポフトの町に似ている構造で、武器屋・防具屋・魔法屋などの施設がそろっています。
- 封印の部屋
- ミシディアの塔の最上階そのもの。生前のミンウが封印を解いた魔法もここに……。
- 謎の迷宮
- ソウル・オブ・リバースのラスボスがいるダンジョン。この世界の謎がすべて解き明かされます。
やり込みのポイント
ソウル・オブ・リバースのモンスターをすべて倒すことで、モンスター図鑑の完成率が100%になり、ギャラリーもすべて解放することができます。ただし、本編でやるべきことを達成していないと、ソウル・オブ・リバースでどれだけ頑張っても、モンスター図鑑やギャラリーが完成しません。
ソウル・オブ・リバースを始める前に以下のことをチェックしましょう。
- 本編で必ず済ませておくこと
- モンスター図鑑の No.001~128 を登録しておく。
- ギャラリーの No.76~78 を解放しておく。
モンスター図鑑では、本編に出現するモンスターが No.001~128、ソウル・オブ・リバースに出現するモンスターおよびフレキオスが No.129~170 に登録されます。本編に出現するモンスターはソウル・オブ・リバースに出現しないため、No.001~128 に1体でも登録されていないモンスターがいると、ソウル・オブ・リバースでモンスター図鑑の完成率を100%にすることはできません。
ギャラリーの No.76~78 は秘紋の迷宮を完全攻略する(キャラクター専用武器をすべて入手、全マップ踏破、「リバイヴ」または「デストロ」を入手)と解放されます。当然ながらソウル・オブ・リバースでは秘紋の迷宮へ入れないため、本編で攻略しておくことが必須となります。