シムシティー
完全攻略
SFC版

サンフランシスコ

1906年に実際に起こったサンフランシスコ地震がテーマのシナリオ。ゲーム中のサンフランシスコは建物に道路が食い込んでいたり、交差点が何重にも重なっていたりして、雑然とした街です。これは地震が起こったときに電線を作りにくくする仕掛けでしょう。

また、この街では開始早々に空港を要求されます。つまり、実質10000ドルからのスタートという嫌らしい設定ですが、制作者の意図にだまされてはいけません。空港など建設しなくてもこのシナリオはクリアできるのです。

地震後の火災にうまく対処し、犯罪と渋滞を解消すれば、一見難しそうなシナリオも楽勝です。

消防署の該当額を 0 にする

サンフランシスコには、消防署が2つしかありません。災害が起こるシナリオほど消防署が少ないのが、シムシティーのセオリーです。ゲーム側がその気ならば、ユーザー側は消防署を放棄してしまいましょう。財政画面で消防署の該当額を0にするか、思い切って破壊しても構いません。そのほうが地震で壊れる建物が少なくなって安全です。

空港建設は見送る。無駄な道路と建物を整地する

「空港が必要です」のメッセージは、少なくとも地震が起こる前は無視です。せっかく10000ドル払って建設しても、焼けてしまえば元も子もないからです。それよりも、地震が来ると分かっている以上、事前にやっておくことは、建物の数を減らして火災が広がりにくくすることです。

道路と鉄道は必要最低限 (三大地区に1辺接していればOK) を残して排除し、未開発の建物もできるだけ取り除いておきましょう。道路や建物が食い込んでいる初期段階住宅地も発展の可能性がゼロですので、発見次第取り壊します。ただし、地震の被害に備えて、5つある港はそのままにしておいたほうが無難です。空港に加えて港まで要求されたらたまりません。

地震発生時は発電所とスタジアムに注意!

以上の作業を終えたら、いよいよ大地震を迎えることになります。ここで注意すべきことがあります。サンフランシスコの電力は火力発電所7機でまかなわれていますが、このうちの2機が壊れると電力不足となります。また、サンフランシスコにはスタジアムが 1 カ所のみですので、これを壊されると即3000ドルの出費となります。

したがって、スタジアムと発電所の隣に火災が来ないように十分注意する必要があります。運悪くこれらの建物自体から火災が発生してしまった場合は、いったんリセットしてやり直した方がよいでしょう。

火災の周辺は惜しみなく整地する

災害が起こったら、まずポーズをかけるのは至極当然のことです。時間が止まっているかぎり火災は広がりませんので、このときにすべての火災キャラの周りを整地してしまえばよいのです。サンフランシスコは全体的に地価が低く、TOP の建物は見当たりませんが、中にはHIGH-4,5の住宅地や商業地もあります。そのような建物でも、隣のキャラで火災が起こっている以上、無条件で撤去してください。人口は5年以内に10万人に戻せばよいのです。

空港は建設せずに公園と警察署を増やす

火災が治まったら、今度は残っている地区に人を集めて人口10万人を確保しなければなりません。さて、当初から要求されている空港を建設したくなりますが、地震後にそのような余裕はないはずです。空港を建設しないと、商業地区の人口が15000人以上になりませんが、人口 10 万人程度なら大きな支障はありません。

それよりも大事なことは、この街の非常に高い犯罪率に対処することです。まずは無駄な道路・建物を排除してできた空き地に公園を作り、地価を上げます。このとき、できるだけ多くの住宅地区・商業地区に接するように公園を作るのがポイントです。逆に、工業地帯や空き地帯には公園は不要です。

次に、犯罪マップを見て犯罪多発地域に警察署を建設します。次の年に、街の問題点で犯罪が20%未満になっていたら、ひとまず犯罪対策は完了です。

渋滞を解消すればクリア

最後に交通渋滞を解消します。方法は、渋滞の起こっている道路を鉄道に変えるだけです。ヘリコプターが飛んでいないので渋滞箇所を指摘してくれないのが残念ですが、完全に無くさなくても明らかに渋滞の激しいところから手をつけていきましょう。渋滞がテーマではありませんので、問題点で20%未満になるまで減らせばOKです。