シムシティー
完全攻略
SFC版

建物の使い方

電気・交通機関が必要なのは三大地区と警察署だけ

シムシティーでは、3×3以上の建築物はすべて電気を通さないと停電マークが表れます。しかし、実際に電気と交通機関が必要なのは、三大地区と警察署のみです。

スタジアム、港、空港、プレゼント、および発電所は、電気と交通機関をまったく必要としません。つまり、港や空港はまだ開発の進んでいないマップの隅に建設しても、わざわざ電線を引っ張ってくる必要はないのです。

プレゼントは、特別収入のある動物園や遊園地などを開発予定地に先行建設して、停電したまま特別収入をもらうことができます。発電所は 2 カ所目以降は電線でつなぐ必要はなく、存在するだけで電力を供給することができます。

消防署は電気がないと効果が半減しますが、シムシティーでは消防署を建設する必要はありません。

以上のことをまとめると、遠いところに建てた建築物のために電線や鉄道を引っ張らなければならないのは、最初の発電所と川向こうへ開発を進めるときだけと考えてよいことになります。

鉄道と警察署は先行建設しない

シムシティーで財政難になりやすいのは、鉄道と警察署の維持費が高いからといってもよいでしょう。メトロポリス以降はほとんど心配する必要はなくなりますが、初期段階では効率的な開発のためにも維持費を節約しなければなりません。

鉄道については、シナリオのベルンやデトロイトに代表されるような無駄な敷き方は一切しないようにしましょう。たとえ将来的に必要となる鉄道でも、何年もただ敷かれたままの鉄道は、その間街の発展に貢献することなく維持費だけを消費することになります。実際に開発を進める時が来るまでは建設しないこと。また、川向こうへの開発も一方の土地を十分に使い切るまでは控えましょう。

警察署は、犯罪マップをよく見てオレンジ色以上になっているところに建設します。軽微なところは、十分な収入が得られるまでは目をつぶっても大丈夫です。

電線は無駄なく確実に

原子力発電所は2000キャラまでの配電が可能です。この2000キャラの中には電線も含まれます。電線1本を建設すれば1キャラ分の電力を消費するのです。したがって、無駄な配線や不必要に長い電線は作らないようにしましょう。鉄道をまたいで配線するときも、基本は 1 カ所のみに架線するようにします。ただし、災害発生時の停電を防ぐために2、3カ所余分に架線しておくのも一案です。

建物を食い込ませる

住宅地区の初期段階では一軒家を部分的に整地できることを利用し、いずれかの一辺を整地して、そこに新しい建物を建設すると、建物を食い込ませることができます。この方法を使えば、見た目はあまりよくありませんが使える土地が増えます。

注意点としては、住宅地区の場合、一軒家が8軒揃わないとレベル1以上にならないため、建物を食い込ませたら一度住宅地区を撤去し、再度建て直す必要があります。かなり面倒なテクニックですが、人口を無尽蔵に増やしたい場合には非常に有効です。

災害で破損した建物を緑化する

火災で一部が欠けてしまった建物は、三大地区であればレベルが変化したときに欠けたところが埋まりますが、三大地区以外は建て直さないかぎりずっと欠けたままです。見た目は悪いものの、欠けたところに公園を建設すれば、隣接地区の地価を上げることができます。